六田知弘

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トピックス

写真家・六田知弘の近況 2020

展覧会や出版物、イベントの告知や六田知弘の近況報告を随時掲載していきます(毎週金曜日更新)。

過去のアーカイブ

2020.02.14 「仏宇宙」始まりました。〈トークショー当日参加について〉
「仏宇宙」始まりました。・トークショー当日参加について

仏像の写真展「仏宇宙」がオープンしました。
ほんとうに多くの方々に助けられて、長年撮りためてきた仏像の写真をこうしたかたちにまとめられたこと、心より感謝いたします。
会場に並んだ54点の写真を見ていると、それぞれの仏像を撮った時のことを色々と思いだします。そして、全体を俯瞰してみたとき、これらの写真はなんだか自分が撮ったというよりも、何かわからぬ手によって私に撮るように仕向けられたのだ、というような気がしてなりません。

明日2月15日(土)の18時45分から、相田みつを美術館で、作家で僧侶でもある玄侑宗久さんと私とのトークショーがあります。当初、写真展の会場でやる予定だったのですが、より広い隣の部屋ですることになりました。ですので、トークショーの前後でも展示はご覧いただけますし、まだ席に余裕がありますので、事前の申し込みがなくても、当日の参加が可能ですので皆さん、どうぞお誘い合わせのうえお越しください。(六田知弘)

 

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2020.02.07 ほとけのざ
ほとけのざ

いよいよ写真展「仏宇宙」開催まであと数日となりました。
やらなければならないことがなかなか尽きませんが、本当に多くの方々のお力をお借りして、なんとかここまでこぎつけられたこと、感謝です。

今、こうして写真展や写真集にまとめる作業をしていてあらためて感じたことのひとつは、全くと言っていいほど世間には知られていない、割れたり、壊れかけたりしていたり、崩壊寸前の遺跡の隅っこで見つけたような、いわゆる美術的には大した価値もない、そんな仏たちも国宝や重文のものに混じって結構その存在感を放っているな、ということです。こういう仏に出会うと素直に手をあわせている自分がいます。

今回の写真展は、前期(2月11日~3月15日)と後期(3月17日~4月19日)とに分かれています。前期は日本の仏、後期はアジアの仏教遺跡で撮ったものが中心で、途中で作品を総入れ替えしますので、みなさんどうぞご注意くださいますように。
ご来場お待ちしております。(六田知弘)

 

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2020.01.31 日立より
日立より

ここしばらくかかりっきりだった写真集と写真展『仏宇宙』の準備も概ね終わりました。実務的な事がまったく苦手な私は、結構しんどくなって心身ともに限界に近づいていたように思います。
今朝めざめたとき、仏像の撮影、特に興福寺の無著の撮影の時に遠くから目に見えない信じられないような助けを送ってくれた大学時代からの友人に会いに茨城県の日立市に行くことを思い立ちました。
これから彼に会うところなのですが、その前に同じ日立市にある御岩神社にお参りに来ました。なんという清らかな場所でしょう。カメラを持って光の中で輝く木々の小枝や石などを撮りながら山の奥に続く境内を歩いていると、ストレスが溜まってどうしようもなくなってしまっていた私の心身が清らかな水で洗い流されるようです。
ああ、人に、自然に、そして目に見えない大いなるものに感謝です。(六田知弘)

 

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2020.01.17 もうすぐ生まれます。
もうすぐ生まれます。

2月に出版される予定の写真集『仏宇宙』の色校正が上がって来ました。それを見てこれはいけるという感触。同時に表紙の見本も出ていました。それを束見本に巻いてみるとブワーっと実感が湧いて来て、それまでの製作のためのストレスでガチガチになっていた私の脳も、一挙に雪どけして柔らかくなった感じです。

今は、この写真集と同時進行している写真展「仏宇宙」の展示作品のプリントの真っ最中でもあります。目の前の超大型プリンターからゆっくりと吐き出されてくる仏たちの写真を見ていると、何だかあたらしい命がこの世に生まれ出てくるような感覚を覚えてきます。

写真集ができ、写真展が始まったらカメラを持ってどこかに撮りに行ける日を愉しみに、もう一息がんばります。(六田知弘)

 

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2020.01.10 今年最初のトピックス
今年最初のトピックス

一昨日、昨日とは、東京国際フォーラムにある相田みつを美術館で2月11日から始まる私の写真展「仏宇宙」の写真構成を決める作業をしていました。そして、相棒のデザイナー上田英司さんと最終的な確認をしたあとは、いろいろとしんどいことや煩わしいことを忘れて、気分が高揚して、おかげで深夜に家に帰ったあと、布団に入ってもしばらく寝付くことができませんでした。
この写真展と、それと同時に出版される写真集『仏宇宙』はこれまで私が三十年以上に渡って撮って来た仏像の写真のいわば集大成的なものですが、こうして、写真を俯瞰してみて、あらためて思うことは、これらの仏像は私が自分の意思によって撮ったというよりも、何かの縁のようなもので私が撮るように計られ、写ってきてくれたものたち。そんな気がしてならないのです。ただただ感謝です。

みなさん本年も、思いついた時で結構ですので、このコーナーを覗いていただければ嬉しいです。(六田知弘)

 

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